2024年11月7日木曜日

3cmの陰影

 昨年12月にかかりつけのクリニックからPSAが高いので、大きな病院に行って検査をするように言われた。

これまでの値を見れば、がんが原因ではないと推測できたが、がんでないと断定できない。このPSAは、がんだけでなく、前立腺肥大や前立腺でも値が高くなるので厄介だ。

その時のPSA値は11.78で、ほぼ炎症が原因と思われたが、その数値の一部にがんの分が含まれている可能性はある。

この点をうまく使って病院側は、MRIを勧めたに違いない。当方も断りづらく、がんでないことを確認できるならとMRIを受けた。これが思惑と反対に陰影が映ってしまった。それでがんの確率が70%と言われ、すでに生検する手配がされていた。

しかしがんと言う割に画像の説明がいい加減だ。大きさを聞くと3cmと言われた。初期かと聞くと、よく見かけるものだと言われた。悪性度は低いとも言った。そのためかその時はそれほど深刻にならなかったが、帰りの車の中で3cmの大きさがすごく気になった。家に帰り確認すると前立腺の大きさとほぼ同じではないか。そして恐ろしくなった。

PSAは4.24に下がっており、そんな大きながんがあるはずがない。その時陰影ががんでないと気づけばよかったが、もう頭は進行がんにいってしまっており、本当に悩んだ。まさに悪夢である。その悪夢から逃れるため、3cmはがんの大きさではなく、前立腺の大きさを言ったものと気をまぎらせた。
しかし友達にそれはないと言われた。それから生検1週間前の説明時に3cmの陰影が映った画像を見たことで、改めて調べ直した。

なぜか生検の結果説明時に見せられた画像には、この3cmの陰影がなかった。もしあったとすれば説明がなく、目に留まらなかったかも。結果説明時に見せられて目に留まったのは白い小さな楕円が映った画像である。しかし医師はそんな画像はない。だから見せたはずがないと言う。

結果説明時に見せられた画像は、いったい何だったのか。まさか他人の画像?いずれにしてもその時初めて3cmの陰影が映った画像を見た。だからこれを目に焼き付け、家に帰ってから、徹底的に調べるとどうみてもがんではない。がんと形が違う。前立腺炎で出来た血腫痕に違いない。そしてその時、がんの大きさを確定する拡散強調画像(DWI)が示されなかったことで、MRIで映った陰影ががんでないと確信した。

しかしそれは生検実施日の2日前。生検の取り消しは良くないと思い、生検をしてがんでないことを確認することにした。もちろん尿閉のリスクを知っていたら、生検は当然やめていた。

私から言わせれば、医師は嘘をついていたと思う。嘘でなければ、あとで問題にならないように巧妙に言ったのだろう。だから矛盾だらけの説明だった。

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