2月末に前立腺の生検をした。刺した針の本数は12本で、途中1回失敗しやり直しをしていた。麻酔が効いて全然痛くなかった。
生検後3-4時間安静にしそのあとは動いて良かった。そして排尿する。
赤い尿が1滴だけ出た。次は数滴出た。その後はまったく出なくなった。点滴をしており膀胱にたくさんの尿が溜まっているはずなのに、排尿ができない。
夜8時さすがに看護師が気にし始めた。しかし導尿したのは10時近くになってからだ。800mlの尿が溜まっていた。その時になって初めて自分が尿閉状態だと認識し、夜中ナースコールし、今の状態と今後について聞いた。
すると、おしっこが出なくなる人はいっぱいいる。自分でカテーテルを使って排尿できるようにする。明日の午前中に自己導尿のやりかたを覚え、退院してもらうと言われた。信じられない。そしてその時、一生自己導尿になることもあると言われた。あまりに恐ろしくなり、朝、外が明るくなってからスマホで検索したら、神経に障害があるとそういうケースもあるが、私の場合は一時的症状と考えられた。
数時間おきに看護師に導尿してらった。担当医が初めて顔を出したのは、翌日の昼前。初めに言ったことはなんと、生検は痛かったか?人をバカにしているのか、生検したらおしっこが出なくなったんだよ。理由と今後の対応を聞きたい。でも何も話さない。
入院を1日延長した。看護師から自己導尿のやり方を教わった。特に痛くもなく思ったほど難しくなかったが、尿道口からカテーテルを入れる時と途中2か所ぐらいつかえるところがあり、毎回不安だった。
2週間後に生検の結果を聞きに行った。がんは見つからなかった。言われたのはそれだけで、MRIでがんと言われたのは何だったんかと聞くと、わからんと言われた。
そして前立腺を小さくする薬などを服用することになった。
がんでないことは、おおむねわかっていた。私が知りたいのは、尿閉になった理由だ。医師は、私の膀胱が大きく伸びきっていたのが理由で、私のせいだと言った。これには驚いた。生検前は、ふつうに排尿できた。生検して止まったのだ。原因は生検だ。もし私の膀胱が悪いなら、どうしてそんな人間に生検をしたのだ。もしするなら保護措置が必要だったのではないか。
私は、尿閉が長引くのは前立腺炎の影響による前立腺のむくみを考えていた。生検後3か月しても改善せず、前立腺炎は原因ではなかった。
なぜ尿閉になったか?わからず、薬の効果もなく、そろそろ手術を視野に入れなければならない。なお尿閉と言っても全然尿が出ないわけではない。膀胱に尿が溜まれば尿意を感じ、わずかがら自排尿ができた。しかし量があまりに少なすぎた。
生検から3か月半過ぎた6月18日、MRI,生検をした病院とお別れした。その時、医者から、手術しても治らないかも知れない。PSAの値が上がっているのでまた生検かも知れないと言われた。どこまでも患者をいじめる医者だった。
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