2020年4月5日日曜日

南アフリカランド建て債券の売却だけが正解でした

南アフリカランドが急落しています。今の新型コロナウイルス感染を考慮したわけではなかったが、2月28日に南アフリカランド建て債券を売却したのは正解でした。


もっと早くランドが高い時に売るべきだったが、満期時の額面額が大きくて、判断が遅れました。結局、昨年の暮から4回に分けてすべて売却しました。

その時はまだ新型コロナウイルス感染の問題は大きくなく、あくまでも南アフリカの格付け引き下げが決定的だったからです。これまで何度も引き下げを免れてきたが、今回はもうダメだと思いました。世間の噂どおり3月27日、ムーディーズが南アフリカの格付けをジャンク級に引き下げました。この格下げ自体は織り込み済で、今回の通貨下落の要因は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響のほうが大きいと思われます。

これまで南アフリカランドは、オーストラリアドルを10分の1程度の金額で推移してきました。私は両通貨の相対比較をこの基準で見てきました。

今年に入ってからのオーストラリアドルの落ち込みがひどい。3月6日に70.14とかろうじて70台に踏みとどまったが、翌日の原油価格暴落により62円を切るまでの事態になり、現在は少し戻して65.07になりました。
一方、南アフリカランドは現在5.6975まで下げています。オーストラリアドルの10分の1は6.507であり、オーストラリアドル以上に大きく下げています。

リーマンショック以上の事態が起るとは思わなかった。今回の新型コロナウイルスをSARS程度と見込んだことが間違いでした。早買いをしてしまい、ただ含み損を膨らませてしまっただけです。
唯一南アフリカランド建て債券を2月28日に売却したのは正解でした。もしこれをいつまでも持っていたらもっと滅入っていたでしょうね。危ないと思ったら、さっさと売ることにしよう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

人気投稿