この3年間に歯根膜炎を少なくとも7回も発症しました。
非細菌性の炎症だったため、何もせず自然治癒でしたが、治るまでに1か月以上かかります。いつまで経っても良くなる気配がないため憂鬱でした。
症状は、炎症のある歯が下の歯に当たると痛い、響く。そして噛むと痛い。歯が浮いた感じがする。歯根膜は薄い膜で血管が少なく、なかなか治らないのだ。
正直これほど治癒に時間がかかる病気も少ない。少し症状が和らぐと我慢して噛んだりすると症状が悪化する。炎症が収まらない限り、よくならないから、無用な刺激は良くない。そんな基本も知らなかった。とにかく治癒までの期間が長く、ストレスの高い病気です。
炎症が収まれば、元通りに戻ります。徐々に症状が改善していくのだが、個別の症状ごとに良くなっていきます。歯根膜炎が最悪の時はほかの歯に当たるとそれだけで痛い。歯根膜炎でない右側で噛んでも、わずかに当たるだけでも痛く噛めない。おかゆしか食べられなかった。これだけ酷いのはインプラントにする2本の処置歯の被せものと土台を外した後とインプラント手術後の2回だけです。
この状態は数日で収まり、歯根膜炎でない右側で食べ物を噛める状態になります。歯根膜炎を起こしている歯は非常に敏感です。少し下の歯と触れただけでもビーンと響きます。これが非常に煩わしい。噛み合わせの問題ではなく、過敏に反応しすぎるから困ります。この状態がしばらく続き、響く感じは次第に収まるが、歯が当たる警告は続き、気になる。
ビーンと響くのが収まってくると歯が浮いた感じが始まり、歯茎に違和感が強くなる。歯が当たる感じと歯が浮いた感じが1か月あまり続きます。2、3週間後には夜だけ症状が収まってきますが、朝起きるともとに戻っています。
夜だけ見ればほぼ治ったかのように誤解してしまうが、朝は依然調子が悪い。歯が当たる感じがあるし、歯が浮いた感じもする。強く噛めない。噛もうとすると歯が沈む感じで、歯が浮いている証拠だ。そして1か月と1週間が過ぎると歯が沈む感じがなくなり、ほぼ完治の状態になります。
今回歯の被せものを取り替えたためと思うが、取替後熱いものを飲むとズキンとする。また冷たい飲み物や歯磨きの濯ぎ時にしみました。これは、歯根が複雑で神経の一部が残っており、それが原因みたいです。
セラミックからメタルボンドに替えたため、熱伝導が良いためか。こんなことは初めてですごく心配になりました。被せものの取替による刺激に加え、メタルボンドのため、歯根に残った神経が過敏に反応したのでしょう。これを「歯髄充血」というみたいですが、歯根膜炎による血行障害が改善されるとともにこの過敏反応はなくなりました。